社員が語る アッシュウェイブのスピリッツ

アッシュウェイブの業務エンジニア職に飛び込んだきっかけは?

入社当初は庶務担当をしていました。社内規定の作成や経理処理、帳票テンプレートの作成等…もちろん、ITや業務改革の経験はほとんどありません。
入社半年が経ったある日、社長から「業務エンジニアにならないか」と声をかけられました。驚きましたが、もともと父親の影響で製造業には興味があり「業務改革の定着を支援する」という仕事に魅力を感じていました。それで思い切って飛び込んでみたのがきっかけです。

ほとんど未経験の状態から何とかやってこれたのは、お客様に恵まれたこと、チーム体制で現場に入るので、業務改革やITのことは先輩方が教えてくれたおかげです。
いくつかのプロジェクトを経験し、今では自分なりの方法論を持ってお客様のご支援ができるようになってきたかなと感じています。

今のお仕事について聞かせてください。

現在は、ERP(生産システム)再構築プロジェクトで生産現場に入ってご支援させて頂いています。
3人のチームで支援に入り、業務要件を取りまとめてIT部門との橋渡し役になったり、業務フローや
手順書の整備、ユーザ教育や試行の企画・実行支援などを行っています。
何十年も使われて重たくなったシステム/業務を紐解いて整理し、次の10年を見据えて新しい身軽な仕組みを作り上げたいと思い、日々格闘しています。

業務エンジニアになってよかったと感じる瞬間はありますか。

お客様との距離が縮んでいくのを感じる時ですね。私は、現場で仕事をしている人と同じ目線で考え、共感できるパートナーでありたいと思っています。現場に入り、一つ一つの課題やタスクを一緒に
考え、乗り越えていくことで、お客様との間にも一体感が生まれてきます。
それから一緒にプロジェクトに入っている後輩が、私と一緒に仕事をすることで成長しているのを感じられた時も嬉しいですね。
私が先輩から学んだように、後輩にも知識や経験のバトンをつないでいきたいと思います。

まだ女性が就くのは珍しい職種ですね。また、業務エンジニアならではの苦労や、反対に嬉しかった出来事はありましたか?

確かに業務エンジニアという立場で女性が支援に入ると、まだまだ珍しい目で見られることが多いのが実情です。女性というだけで目立ち、覚えてもらいやすいという点もあるのですが、反対にきちんと仕事をしないと、評価が大きく変化するという緊張感もあります。

ですが、1~2年に渡るプロジェクト活動の中で、真摯に向き合ってお仕事をしていると、「仕事への向き合い方を学んだ」とか「改めてPMの勉強をし直してみようと思った」など関わった人たちが前向きに仕事に取り組むきっかけになれた、ということがありました。
また別のお客様からは「きみは小さな巨人だね。」と言われたこともあります。体は小さいのに仕事に対するパワーは並外れている…ということらしいのですが、どちらもお客様を想う気持ちを正面から受け取っていただけたのだなと嬉しく思いました。

あなたが「アッシュウェイブらしいな」と思うポイントはどこでしょうか。

私も含め頑固者が多いところですね!社内で意見が合わない時は、本当に大変です。でも言い換えれば「こだわり」を持っているということ。
私たちの仕事では様々なお客様とお仕事をさせて頂きますが、会社毎にカラーや歴史もあるし、同じ会社でも立場や部門が違えば、考え方が全く違うこともあります。
そういうお客様と向き合うには、こちらも「こだわり」を持つことが大切になってきます。

一方で自分の「こだわり」がお客様のためにならないと思ったら「間違いでした。ごめんなさい。」と素直に言えるところも長所だと思います。
自分の考えを押し付けるのではなく、判断軸を持ってお客様の声を聞き、その上で最善策を考えるようにする姿勢がアッシュウェイブの良い所かなと思います。

これからの業務改革に対するビジョンを教えてください。

最近ではIoTの進展により、ビックデータの活用に注目が集まり、製造業のものづくりは、今後大きく変革していくことが予想されます。
次世代ものづくりではITとものづくりの両方に精通した「デジタル人材」が必要と言われており、開発、技術、製造など、ものづくり現場の知識・経験・コミュニケーション力に加え、IT技術や集積したデータを駆使し、製品やサービスへ転換して付加価値を生み出していくことが求められます。
私たちは業務プロセス改革のプロとして、ものづくり(業務)とITをつなぐ役割を担い、製造業のお客様に貢献していきたいと考えています。

アッシュウェイブ本体をもぐんぐん引っ張ってくれています。

いえ、とんでもない…。でも、手探りの状態だった創業時を思い返すと、少しずつノウハウや方法論としてサービスが形になってきています。
社内では「事業コンセプト活動」という取り組みを始めていて、サービスの在り方や私たちが提供する付加価値を体系的にまとめたり、社外に発信していく準備を
進めています。これまで築いてきたノウハウを社内に展開し、若手の社員や、これから新しく入社される方々と一緒に、広くサービスを提供できるようになって
いきたいと思います。

社名の”アッシュ”の語源は「磁場を築く」という意味。
これからもプロジェクト活動だけでなく、ご縁ができたお客様の発展に少しでも寄与できればと思っています。

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